海外のテレビ事情 その1
アメリカに住んでいながら、何故アメリカのテレビ事情とわざと書かなかったというと、まずうちのテレビはアンテナにつながっていない。しかもケーブルや衛星も受信していない。つまり、本来のテレビとしての機能はまったくしていない。正確に表現するとそのような状態にさせていない自分がいる。
何故と聞かれたら単純に毎月の出費がかさむためと答えるのが一番妥当であろう。
それではテレビ番組を観ていないかとの質問はまったくノーでありよく観ている。如何にしてというのが通常の質問だと思うが、インターネットを通じて鑑賞していうのが実態だ。
まず、アメリカのテレビ番組はまるで、代わりに録画してくれているように、各テレビ局のサイトもしくはHULUやJOOST、SLINGのようなサイトにいけば、いたれりつくせりの状態だ。
日本のテレビの状況はというと、違法、合法の議論はこの際おいておいて、各サイトで十分すぎるほど、よいラインアップになっている。
こんな状態にいると人間の欲というのは恐ろしいもので、じゃあ他の国の番組も観たいという欲求が沸きあふれ、気づいたら、いつの間にかイギリスやカナダ、その他の国々の番組が手に入っている。
その中で今、一番注目しているのが英国BBCが制作した「DRAGON’S DEN」という番組。現在6シーズン目という比較的人気のある番組で、しかもこの番組の元ネタが実は、以前日本放送(NTV)系列で放送していた吉田栄作司会の「マネーの虎」である。番組の内容は実際の投資家を4~5名集めて、その投資家の前で志願者が自分のビジネスプランや商品をプレゼン、目の前の投資家を納得させ、彼らに新規事業及びビジネスチャンスに必要な希望額を投資させれば成功。ただし、一円でも希望金額に満たさないのであれば不成立となる。
オリジナル日本版もそれなりに楽しみにして観ていたけど、イギリス版の方がはるかに面白い。その一部始終は次回へ。
Posted: January 18th, 2009 under TV.
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